よくある質問
赤ペンPDFに関するよくある質問と回答をまとめました。 お探しの情報が見つからない場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
基本情報
赤ペンPDFは、PDFファイルそのものを一切改変せず、非破壊的に注釈情報を重ねるデスクトップアプリケーションです。PDFの上に透明なレイヤーを重ねて赤ペンで書き込むイメージで、元のPDFファイルには一切変更を加えません。注釈データは別ファイル(.akpdf形式)として保存されるため、原本をそのまま保てます。教育・士業・設計・医療など、原本の真正性が重視される業界に向けて開発されています。
非破壊注釈とは、元のPDFファイルに一切の変更を加えずに注釈を追加する方式です。一般的なPDF編集ソフトはPDFファイル自体を書き換えますが、赤ペンPDFでは注釈情報を別ファイル(.akpdf)として保存します。これにより、(1) 原本PDFに手を加えていないことを示せる、(2) .akpdfを削除するだけで完全に元の状態へ戻せる、(3) SHA-256ハッシュによる整合性検証ができる、という利点があります。契約書、設計図、医療記録など、原本の信頼性が重要な文書で特に有用です。
はい、個人・学習目的での使用は完全無料です。全機能を制限なくお使いいただけます。機能制限や透かし、使用期限などは一切ありません。無料利用時は画面右上に「個人または学習目的」のバナーが表示されるだけです。商用利用(ビジネス・法人・営利目的)の場合は2,480円の買い切りライセンスが必要ですが、現在は新規受付を停止しています。
Windows 10 以上(x86_64)と、macOS 12 以上(Apple Silicon)に対応しています。Windows版はインストーラー(EXE)とZIP、macOS版は.dmgで配布しています。Intel Mac 向けのビルドおよび Linux 版は現在配布していません。
いいえ、赤ペンPDFは完全オフラインで動作します。ライセンス検証を含めすべての処理がローカルで完結し、ネットワーク通信を一切行いません。機密文書や社外秘の資料も安全に扱えます。
一般的なPDF編集ソフトやクラウド型ツールがPDFファイル自体を書き換えるのに対し、赤ペンPDFは原本を一切変更しません。また、ライセンス認証まで含めて完全オフラインで動作し、SHA-256による改ざん検知を標準で備えています。料金も月額サブスクリプションではなく、個人・学習目的は無料、商用利用は買い切りです。多機能さより「赤ペンで書き込む」ことに特化しているため、学習コストがほとんどかかりません。
機能について
選択・ペン・マーカー・テキスト・矩形・円・矢印・直線の8種類のツールを搭載しています。ペンはフリーハンド描画、マーカーは不透明度40%の半透明ハイライト、テキストはクリック位置に配置してその場で編集できます。矩形・円・矢印・直線はドラッグで描画します。カラーは12色のプリセットパレット、太さは1〜30px(テキストのフォントサイズは8〜72px)で調整でき、設定はツールごとに個別に保持されます。
.akpdfファイルは、赤ペンPDFの注釈データを保存するJSON形式のファイルです。(1) バージョン情報、(2) 対象PDFのファイル名とSHA-256ハッシュ値、(3) 総ページ数と各ページのサイズ情報、(4) 各ページの注釈データ(Fabric.js形式)、(5) 作成日時・更新日時のメタデータを含みます。保存時は元のPDFと同じフォルダに「文書名.akpdf」として作成されます。元PDFとは完全に分離されているため、PDFの改ざんを検知でき、注釈だけを管理・共有することも可能です。
はい、ページ別の操作履歴管理によるUndo/Redo機能を搭載しています。各ページで独立した履歴(上限50世代)を持つため、他のページの編集に影響されません。キーボードショートカット(Ctrl+ZでUndo、Ctrl+YまたはCtrl+Shift+ZでRedo)にも対応しています。履歴は描画のたびに自動で記録されるため、手動の操作は不要です。
はい、PDFエクスポート機能により、注釈を合成した新しいPDFを出力できます。注釈のあるページをオフスクリーンCanvasで原寸の2倍解像度に画像化し、Rustバックエンド(lopdf)でPDFに合成します。元のPDFファイルはそのまま保持され、別ファイルとして出力されます。出力されるPDFには全ページが含まれ(注釈のないページはそのまま)、赤ペンPDFを持っていない相手にもそのまま渡せます。
はい、PDF内テキスト検索に対応しています。ステータスバーの検索アイコンからパネルを開き、キーワードを入力すると(入力後400msで自動検索)、全ページを横断して一致するページと件数を検出します。「1 / 3ページ・全5件」のように表示され、▲▼ボタンやEnterキーで一致ページを循環移動できます。なお、ページ内の一致箇所をハイライト表示する機能は今後実装予定です。
はい、ステータスバーから「注釈の表示/非表示」と「注釈のロック」を切り替えられます。非表示にすると注釈キャンバス全体が隠れ、元のPDFの内容だけを確認できます(データは保持されたままです)。ロックすると注釈は表示されたまま描画・移動・削除だけが無効になり、確認中の誤操作を防げます。ズーム・パン・ページ移動はロック中も通常どおり操作できます。
選択ツールで対象の注釈をクリックして選択し、選択枠の右上に表示される削除ボタン、または Delete / Backspace キーで削除できます。クリックした箇所だけを直接消せる専用の消しゴムツールは今後実装予定です。
使い方
起動直後の読み込み画面で「PDFを読み込む」ボタンからファイルを選ぶか、ウィンドウにPDF(.pdf)または赤ペンPDF(.akpdf)ファイルを直接ドラッグ&ドロップしてください。ファイルの関連付けやコマンドライン引数からの起動にも対応しています。すでにPDFを開いている状態でも、ステータスバーの「開く」ボタンやドラッグ&ドロップで別のファイルに切り替えられます(未保存の変更がある場合は確認ダイアログが表示されます)。
ズームは Ctrl+マウスホイールで拡大・縮小できるほか、ステータスバーの −/+ ボタン、倍率の直接入力(10%〜500%)、「幅フィット」ボタンでも調整できます。パン(表示位置の移動)はマウスホイール、中ボタンドラッグ、右ボタンドラッグで行えます。ページ移動は、ステータスバーの「P.X / Y」をクリックしてページ番号を入力する方法、下部のサムネイルシークバーをクリックする方法、PageUp / PageDown キー、検索結果からのジャンプの4通りです(前後ページ専用のボタンはありません)。
はい。Ctrl+S またはステータスバーの保存ボタンで .akpdf として保存しておけば、その .akpdf を開くだけで全ページの注釈が復元された状態から再開できます。このとき、.akpdf と元のPDFは同じフォルダに置いたままにしてください。対応するPDFが見つからない場合はエラーになります。
はい。元のPDFファイルと .akpdf ファイルをセットで共有すれば、相手の環境でも同じ注釈を表示できます。赤ペンPDFを持っていない相手に渡す場合は、PDFエクスポート機能で注釈を合成したPDFを書き出してください。なお、クラウド同期や同時編集などのチーム機能は現時点では提供していません。
原本の改ざん防止が重要な業界・用途で活用されています。教育(レポートや答案の添削・採点)、士業(契約書や法律文書への注記)、設計・建築(図面へのコメント追加)、医療(診断書や医療記録への注釈)、出版・編集(原稿の校正作業)、品質管理(検査結果への注記)などです。非破壊方式により、原本を保持しながら注釈を管理できます。
セキュリティ・信頼性
はい。赤ペンPDFは初回読み込み時に元PDFのSHA-256ハッシュ値を計算し、.akpdfファイルに記録します。.akpdf経由で再度開く際にハッシュ値を再計算して照合するため、PDFファイルが差し替え・改変されていれば検知できます。1ビットでも変更があれば検知され、不一致の場合は警告画面が表示されて、開くか中止するかを選択できます。
(1) 完全オフライン動作でデータが外部に送信されない、(2) SHA-256ハッシュによるPDF整合性チェック、(3) Ed25519署名によるライセンスの改ざん検知(公開鍵は難読化してバイナリに埋め込み)、(4) リリースビルドでのアンチデバッグ(デバッガ検知時は即終了)、(5) F1〜F12・Ctrl+F・Ctrl+R・右クリックメニューなどブラウザ標準操作の無効化、(6) 本番ビルドでのContent Security Policy 設定、といった対策を実装しています。
Ed25519は、高速で安全な楕円曲線デジタル署名アルゴリズムです。赤ペンPDFではライセンスファイル(license.akpdf)の署名に使用しています。公開鍵暗号方式により、ライセンスの改ざんを検知でき、インターネット接続なしでオフラインでのライセンス検証が可能です。検証時には署名の真正性に加えて、発行日が未来でないこと、有効期限内であることも確認しています。
フロントエンドは React 19 + TypeScript + Vite、ネイティブラッパーは Tauri 2(Rust)、PDFレンダリングは PDF.js、注釈描画は Fabric.js を採用しています。UIはCSS変数によるテーマ管理の独自CSSで実装しており、UIフレームワークは使用していません。アイコンは FontAwesome 7、カラーピッカーは React Color を利用しています。ライセンス署名には Ed25519 を使用し、改ざん防止と完全オフライン検証を実現しています。
ライセンス・料金
機能の差はありません。無料版でも全機能を制限なく利用できます。違いは、ライセンス未登録時に画面右上へ「個人または学習目的」のバナーが表示される点だけです。商用利用(ビジネス・法人・営利目的)でお使いになる場合に、商用ライセンスの購入をお願いしています。
商用ライセンスは2,480円の買い切り(永続利用可能)ですが、現在は新規受付を停止しています。再開のご予定についてはお問い合わせフォームからご連絡ください。なお、商用ライセンスは1ライセンスでクロスプラットフォーム対応となっており、Windows版を購入すれば同じライセンスでmacOS版もお使いいただけます。
アプリ設定ダイアログを開いて license.akpdf を登録するか、ウィンドウに license.akpdf をドラッグ&ドロップしてください。Ed25519署名の検証に成功すると画面が再読み込みされ、「ライセンスを登録しました」というトースト通知が表示されて「個人または学習目的」バナーが消えます。登録も検証も完全にオフラインで完結します。
トラブルシューティング
まず、お使いのOSが動作環境(Windows 10 以上 / macOS 12 以上・Apple Silicon)を満たしているかご確認ください。WindowsではWebView2ランタイムが必要です(Windows 10/11では通常プリインストール済み)。macOSでは初回起動時に「開発元を確認できない」と表示される場合があります。その場合はシステム設定 →プライバシーとセキュリティ から「このまま開く」を選択してください。解決しない場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。
SHA-256ハッシュが一致しないときに表示される警告です。.akpdfファイルを作成した時点のPDFと、現在開こうとしているPDFの内容が異なることを示しています。PDFが編集・差し替えされたか、別のPDFファイルを開いている可能性があります。「開かない」(推奨)を選んで元のPDFを用意するか、新しいPDFに対して新規に注釈を作成してください。「そのまま開く」を選ぶと実ファイルのハッシュに更新して開きますが、注釈の表示位置がずれる可能性があります。
.akpdfファイルは、対応する元のPDFファイルと同じフォルダにある必要があります。ファイルを移動・リネームした場合は、元のPDFを同じフォルダに戻してから開き直してください。
いいえ。赤ペンPDFはPDFの内容へ注釈を重ねることに特化しており、PDF本文のテキストコピーや目次(しおり)表示には対応していません。PDF本体のテキスト・画像の編集や抽出、OCRも対象外です。なお、注釈を入れたい箇所を探すためのテキスト検索には対応しています。
今後の展開
消しゴムツール(現在は選択+削除で代替)、スタンプ・署名機能、ダークモード、ピンチズーム、検索ヒット箇所のハイライト表示、エクスポート範囲の指定、注釈テンプレート(名前付きプリセット)、プリセット12色以外のカスタムカラー選択などを予定しています。クラウド同期・チーム機能は商用展開の一環として検討中です。ご要望はお問い合わせフォームからお寄せください。
