概要
赤ペンPDFは、PDFファイルそのものを一切改変せず、注釈情報だけを別ファイルに重ねて保存する 「非破壊注釈」方式のデスクトップアプリケーションです。
既存のPDF編集ツールはPDFファイル自体を書き換えてしまうため、原本の真正性が失われるおそれがあります。 また、クラウド型のツールはオフライン環境で利用できず、機密文書を扱う現場には向きません。 赤ペンPDFは、この2つの課題を同時に解決するために作られました。
教育・士業・設計・医療など、原本の信頼性が重視される業界に向けて開発しており、 紙の書類に赤ペンで書き込む感覚のまま、直感的に注釈を入れられます。
主な特徴
非破壊注釈方式
PDFファイルには一切手を加えず、注釈情報は .akpdf 形式で別保存します。元PDFのSHA-256ハッシュを記録・検証し、原本が変わっていないことを確認できます。
直感的な操作
マウス・タッチ・ペンタブレットでの描画に対応。8種類の描画ツールと、12色のカラーパレット・太さ調整で思いどおりの注釈を作成できます。
完全オフライン
ライセンス検証を含めすべてローカルで処理します。ネットワーク通信を一切行わないため、機密文書も安全に扱えます。
クロスプラットフォーム
Windows 10 以上(x86_64)、macOS 12 以上(Apple Silicon) に対応。商用ライセンスは1つで両方のOSに使えます。
実際の画面
左端の縦型ツールバーで描画ツールを切り替え、下部のステータスバーから保存・エクスポート・ ズームなどの主要な操作を1クリックで実行できます。
メインビューア。PDFの上に注釈キャンバスが重なっています。.akpdf ファイル形式
注釈データは .akpdf 形式のJSONファイルとして、元のPDFと同じフォルダに保存されます。 次の情報が含まれます。
- バージョン情報
- 元PDFのファイル名とSHA-256ハッシュ値
- 総ページ数と各ページのサイズ情報
- 各ページの注釈データ(Fabric.js形式)
- 作成日時・更新日時のメタデータ
.akpdf は元のPDFと対になっているため、共有するときは2つのファイルをセットでお渡しください。 赤ペンPDFを持っていない相手には、PDFエクスポート機能で注釈を合成したPDFを書き出せます。
技術情報
フロントエンドReact 19 + TypeScript + Vite
ネイティブラッパーTauri 2(Rust)
PDFレンダリングPDF.js
注釈描画Fabric.js
UI独自CSS(UIフレームワーク不使用)
ライセンス署名Ed25519 による改ざん防止
バージョンv1.1.2
開発者
赤ペンPDFは mao が企画・設計・開発・テスト・リリースまでを一貫して行っている個人開発プロダクトです。 ご要望・不具合報告はお問い合わせフォームからお寄せください。